11月7日は二十四節気の立冬で、暦の上では冬が始まります。
鳥取県の大山のスキー場では冬の準備…ゲレンデのリフトに座席を取り付ける作業が始まりました。
西日本有数の規模を誇る大山町のスキー場「だいせんホワイトリゾート」。
ゲレンデに設置されたリフトに座席を取り付ける作業が、7日から始まりました。
初日は国際エリアの長さ900メートル余りのリフトに、重機で座席を持ち上げ、工具を使ってワイヤーに固定していきました。
今後4つのエリアにある10基のリフトに、760あまりの座席が取り付られます。
だいせんホワイトリゾート・尾関雅大さん:
絶景、海の見えるゲレンデをキーワードに、日本の中でも数少ないスキー場だと思っています。近年外国の方、東南アジアの方、たくさんお見えになるようになり、「ソウル便」の毎日運航も決まり期待しているところです。
営業開始は12月20日の予定で、昨シーズンを1割ほど上回る12万人の来場を見込んでいます。
ところで、だいせんホワイトリゾートでは今後の運営について大きな課題が浮上しています。
大山町が所有する「中の原エリア」を指定管理者として運営している鳥取市の日本交通グループが、人手不足や利用者の減少を理由に今シーズン限りで撤退する意向を示しています。
これを受け大山町は、次の指定管理者の公募を10月30日から始めました。
日交グループが所有する上の原、国際、豪円山の3つのエリアの土地と設備の無償譲渡と7500万円の寄付を受け、4つのエリアを全て町有化したうえで一体的に運営する方針です。
指定管理の委託期間は10年で、売り上げと利益の一部を支払うことが公募条件に盛り込まれ、町は2026年1月9日の締め切り後、できるだけ速やかに事業者の選定に入りたいとしています。