韓国で火力発電所の建物が倒壊した事故で、3人の死亡が確認されました。
事故当時の現場を映したカメラには、建物を支えていた柱が倒れ、瞬く間に倒壊する様子が捉えられています。
韓国南東部の蔚山(ウルサン)で6日、解体工事中だった高さ約60メートルのボイラー施設が倒壊し、作業員9人が生き埋めになり、これまでに3人の死亡が確認されました。
消防によりますと、現場では夜通しで救助活動が続けられていますが、別の建物が崩壊するおそれもあり、作業は難航しています。
事故当時、現場では建物を爆破で一定の方向に倒すため、一部の柱を切断する作業が行われていたということです。
韓国の聯合ニュースは、建物をワイヤーで支えるなどの安全対策が取られていたかどうか確認する必要があると伝えています。