医師の診察なく睡眠導入剤を知人らに譲り渡した疑いで、福岡県の筑豊地区のクリニックに勤める看護師の女3人が書類送検されました。

麻薬取締法違反の疑いで10月20日に書類送検されたのは、筑豊地区のクリニックに勤める60代の看護師の女、それに30代と40代の准看護師の女の計3人です。

九州厚生局麻薬取締部によりますと3人は去年12月から今年6月ごろにかけて、クリニックの元従業員など女性3人に対し、医師の診察がないにもかかわらず睡眠導入剤計870錠を譲り渡した疑いです。

3人はクリニックのIDを使って睡眠導入剤を購入していて、「仕入れ値で買える安い価格だから購入した」と容疑を認めているということです。

譲り受けた女性らは「薬は自分で使った」と話しており、転売などは確認されていません。

麻薬取締部は、定期的な立ち入り検査などで医療機関への啓発を強化する方針です。

テレビ西日本
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