11月5日は津波防災の日。

7月には14年ぶりに、北海道内に津波警報が発表され3万人以上が避難したが、もし真冬に津波警報が発表されたら、どんなリスクがあるだろうか。

7月30日の津波避難で浮かび上がった暑さ問題

2025年7月、カムチャツカ半島で発生した巨大地震で北海道には14年ぶりに津波警報が発表された。

警報は、午前9時40分に発表され、約11時間後の午後8時45分に注意報へ。

当時の根室市の様子
当時の根室市の様子
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真夏の日差しが届く中、屋上や高台に避難し、熱中症で運ばれる人が出るなど、暑さへの備えの必要性を学んだ。

当時のむかわ町の様子
当時のむかわ町の様子

真冬の避難は実際どうなる?

もし、真冬に同じような津波警報が出た場合、避難場所では、寒さに耐える備えは出来ているのだろうか。

北海道の想定では、冬の深夜に巨大な地震が発生した場合。

津波から逃れた後に、低体温症で死亡リスクが高まる人が、千島海溝モデルで約1万5千人日本海溝モデルで約6万6千人と推計されている。

津波シミュレーション(提供:白糠町)
津波シミュレーション(提供:白糠町)

冬に命を守るためには、避難をした後の寒さ対策も重要になりそうだ。

冬の避難 今から備えを
冬の避難 今から備えを
北海道文化放送
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