東京で開催されている「ジャパンモビリティショー」。トヨタが最高級ブランド「センチュリー」の新モデルを公開する一方で、中国のBYDが日本市場向けの「軽EV」を披露するなど、海外勢の存在感が増しています。

■センチュリーを頂点に…トヨタの”新ブランド戦略”

「東京モーターショー」から名前を変え、2度目の開催となる「ジャパンモビリティショー」。

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トヨタ自動車の豊田章男会長は、関税問題でギスギスする自動車業界を盛り上げようと、アメリカの自動車レース『NASCAR』のレースカーを、静岡の富士スピードウェイで開かれるレースに招待すると発表しました。

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豊田章男会長:
「いま関税問題で、いろいろ日本の自動車産業が困っているじゃないですか。関税がどうだこうだと言っているよりも、お互いが『ありがとう』と言い合える関係を構築することも必要だなと」

注目のトヨタブースでは、章男会長が自ら、オレンジ色の「センチュリー」を発表しました。

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世界初公開されたクーペタイプは、2ドアながら車内の空間はゆったりとしていて、トヨタの最高級ブランドの風格を感じさせます。

■日本市場を狙い…「軽自動車のEV」上陸

センチュリーと並ぶ目玉となっているのが、中国からの黒船「日本専用EV」です。

BYD Auto Japanの担当者:
「日本で、すでに多くのお客さまに使っていただいている車の形をベースに、『バッテリーEVって今ないじゃないか、だったらBYDが作ろうじゃないか』と」

中国のBYDが満を持して2026年夏に販売する『RACCO(ラッコ)』は、日本独自の規格、軽自動車のEVです。日本でニーズが根強い両側スライドドアを備えていて、日常の足として売り込みを図ります。

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BYD Auto Japanの担当者:
「われわれは後発なので、諸先輩と一緒にEVのマーケットを大きくして、他社さんと一緒に盛り上げていければいいなと思っています」

海外勢では、2026年春の日本市場進出を予定する韓国のKiaも、5人乗りのEV『PV5』を公開しました。

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各社がトランプ関税への対応に揺れるなか、日本国内での競争も激しくなりそうです。

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