8月の記録的大雨をめぐって熊本市の2つの排水施設が機能停止した問題を検証する委員会が開かれました。

委員会は前回、坪井ポンプ場については浸水による設備の故障、山ノ下排水機場は漂流物の流入によって安全装置が作動したことが原因だったと特定しています。

3回目の4日は市の対応や再発防止策などについて検討しました。

【検証委員会 張 浩 会長(熊本大学大学院教授)】
「『耐水化対策』は今回の雨に対しては足りないことが明らかになった。将来的には抜本的な対策を考えなければならないという結論」

終了後の会見で張 会長は設備の耐水化不足を指摘。ソフト面でも非常時に対応する職員の命を守るためのマニュアルの整備が必要などとしました。

委員会は11月中に中間答申を行う方針で、その後も引き続き今回の被害の影響や氾濫に関する解析なども進め、今年度中に最終答申をまとめることにしています。

テレビ熊本
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