新米が出回るなか、やはり気になるのがコメの価格。農林水産省が10月31日に公表した最新の精米5キロの平均価格は4208円。前の週より43円低下したものの依然、高止まりが続いています。こうしたなか、国が物価高対策として検討しているのが「おこめ券」の導入です。愛媛県内では東温市が先行して11月から「おこめ券」の配布をスタートさせました。
鈴木瑠梨キャスター:
「東温市では今月から子育て世帯を対象に『おこめ券』をおよそ3000円分、順次発送しています」
東温市では国の交付金を活用し、市内在住の子育て世帯に『おこめ券』を11月に入り発送しています。
東温市教育委員会保育幼稚園課・伊賀丈洋課長補佐:
「子育て世帯のみなさんで物価が高騰しているなか、お子さんのご飯・食材をそろえるのが大変だと思いまして、その生活を応援するために配おこめ券を配布しようと考えております」
対象は10月1日時点で東温市に住民票がある高校生以下の子ども。1人あたり3080円分のおこめギフト券が配られます。有効期限はなく、全国のスーパーやドラッグストアで利用することができ、コメ以外の商品に利用できる場合もあるということです。
3カ月の子どもの父親:
「食費関係がやっぱりお金を使うところなので、ちょっとでも『おこめ券』がもらえたらうれしい」
4歳と1歳の母親:
「すごい助かります、本当に。2人子どもがいるので、ちょうど5キロ新米がようやく買える。いつも安いおコメを探してて、まだ新米買えてないので、これを機に新米デビューしたい」
「おこめ券」を配る動きは東温市以外でもすでに行われています。今治市は6月から全市民に2200円分、松山市は7月から子ども1人につき4400円分を配布。愛媛の米所・西予市は11月末に市内の中学生全員に新米20キロを配る予定です。
東温市教育委員会・伊賀丈洋課長補佐:
「新米のシーズンでありますので、多少なりともお子さんに新米とかいいものを食べさせていただければ」
物価高の直撃を受ける子育て世帯へ直ちに届く「おこめ券」。今後、全国的に広まりをみせるのか、国の動きにも注目です。
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