1年以上にわたり屋根の開閉を停止しているクラサスドーム大分について再び屋根を動かせるようになるまでさらに4年ほどかかる見通しであることが分かりました。
大分トリニータのホームスタジアムにもなっている大分市のクラサスドーム大分。
ワイヤーロープの老朽化が進んでいるおそれがあり2024年6月から屋根の開閉を停止しています。
◆佐藤知事
「停止期間中はスポーツ競技団体から 開閉式屋根の再開を望む声を多くもらった。ドームが持つ機能を開閉式の屋根で行うことが重要と認識している」
4日の定例会見で佐藤知事は、早ければ2026年度中に修復工事を始めると明らかにしました。
県が2024年10月ごろに実施した調査の結果、20本あるワイヤーロープのうち5本で交換の基準を超える断線が見つかりました。
工事は、その5本を含む10本を3年かけて取り換える計画で、費用はおよそ30億円かかるということです。
また、工事中は一時的にドームを使用出来ない期間があるとしています。
屋根の開閉が再開されるのは2029年度の予定でさらに4年ほどかかる見通しだということです。