立憲民主党の野田代表は4日、FNNの単独取材に対し、共産党の機関紙で公金還流疑惑が報じられた日本維新の会の藤田共同代表に対し、説明責任を果たすべきだとの考えを示した。
共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版は、藤田氏側が2017年6月から2024年11月、自身の公設秘書が代表を務める会社にビラ印刷などの名目で計約2100万円を支出し、その会社が公設秘書に年720万円の報酬を支払っていたと報じた。
支出された約2100万円のうち、9割以上が公金だとも指摘している。
これに対し、藤田氏は適法だったとの認識を示していて、4日に記者会見で詳しく説明するとしている。
これに関し、野田氏は「違法か適法かというと適法かもしれないが、そういうレベルの問題ではない」と述べた上で、「例えば、維新は秘書給与の詐取問題をつい先日起こしたばかりではないか」と指摘した。
そして、「こういう問題で疑惑を持たれること自体が、脇が甘いという指摘は免れない」と苦言を呈し、「説明責任を果たされるかどうか注目したい」と強調した。