韓国のトンネル内で、事故現場に停車していた消防車に別の車が追突する瞬間がカメラに捉えられた。運転手は走行補助機能を作動させていたという。警察は補助機能への過信に注意を呼びかけている。
救助活動中に追突事故
韓国の高速道路で撮影されたのは、停車中の消防車に車が追突する瞬間。
当初、トンネル内で1台の車がコントロールを失い、壁に激突する事故が発生。

消防車や救急隊が駆けつけ、赤色灯を点滅させながら救助活動を行っていた。

そこに1台の車が猛スピードで近づき、そのままノーブレーキで消防車に突っ込んだ。
消防車は激しく横揺れし、救急隊員が慌てて逃げる様子も確認できた。

この事故で追突した車の運転手は大けがを負い、救急隊員も軽傷を負った。
補助機能への過信が原因か
なぜ事故は起きたのか。
事故後に運転手は「走行補助機能をつけたまま運転していました」と話したという。

運転手は当時、アクセルを踏み続けなくても設定した速度を維持できる機能を使用していたという。
今回の事故について救急隊員は「二次事故はほとんど発生しない。消防車は大きく、赤色灯もありよく見える」と話す。

今回の事故で運転手が前方を確認していたかは調査中だが、韓国では同様の機能を使用中の車による追突や死亡事故が相次いでいる。
地元警察は「補助機能は長距離運転の疲れを軽減してくれるものの、機能を信じすぎず、必ずハンドルを握って前方を注視してほしい」と注意を呼びかけている。
(「イット!」 10月30日放送より)
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