学歴詐称問題に端を発し、静岡県伊東市の田久保眞紀 市長は10月31日に失職する見通しです。こうした中、市長を支持しない議員のもとには脅迫文が届き、30日、警察に被害を相談しました。
脅迫文が届いたのは19日の市議会議員選挙で再選した前の正副議長や田久保市政を厳しく批判していた新人の大竹圭 議員など少なくとも17人です。
届いた脅迫文:
死ね くたばれ。19人全員56す
いずれも田久保市長を支持していない議員で、脅迫文は自宅や職場などに届き、殺害をほのめかすような文言が含まれていることから、このうちの2人が30日、伊東警察署を訪れ被害を相談しました。
伊東市議会・杉本一彦 議員:
議員はこういったことは一種慣れている部分もあるが、家族は本当に不安を抱えて大変になってしまった。やはりそういったことは決して許されないこと
31日には市議会の臨時会が開かれることから、警察は市役所周辺の警備を強化する方針です。
田久保市長をめぐっては議会側が臨時会で二度目の不信任決議案を提出することにしていて、可決したのち失職することが確実となっています。