「交通量の多い国道沿いにあるこのヒメリンゴの木にクマは出没していて、まだたくさん実がなっています」(阿部空知記者)
器用に木によじ登り、ムシャムシャと実を食べています。
10月26日、北海道南部の上ノ国町の国道で街路樹のヒメリンゴの実を食べるクマの目撃が相次ぎました。
付近ではここ数日、実を狙ってクマが頻繁に姿を現していました。
「新聞を買った帰りにクマが山肌で草を食べていた。家と車庫の間の山沿いで見た」(近所の住民)
町は26日、現場近くでクマ1頭を駆除。
しかし出没しているクマはもう1頭いるとみられています。
この事態を受けて、町内の小中学校では、出没する地区を対象に、車での送迎を保護者に要請しています。
「人のエリアにも全然入ってきている、異常だなと思います」(保護者)
町は午前、クマが出没している付近にあるヒメリンゴの木を伐採し、今後もう1頭のクマの駆除を進める方針です。