ドイツ南部の町で目撃されたのは、激しい爆発音とともに崩れ落ちる1基の巨大な建物。
そして、隣でも建物が崩壊。
2基の建物が瞬く間に姿を消し、白い煙が周囲に広がりました。
解体されたのは、原子力発電所の冷却塔。
ドイツでは、福島第一原発事故を受け、原発の廃止を段階的に進めています。
地元住民:
町を象徴する存在でしたが、いまや歴史の一部となりました。
この日、40年以上にわたり街のシンボルだった冷却塔の“最後の姿”を見ようと、3万人もの人々が集まったといいます。
市長:
故郷の一部が、いま失われようとしています。それが、現実です。
解体された冷却塔の残骸は、建築資材としてリサイクルされるということです。