アメリカのベッセント財務長官は、ロシアに対する新たな制裁の影響について「ロシアはひどい状況になり、プーチン大統領を交渉の場に引き寄せるだろう」と述べました。
ベッセント財務長官は26日、CBSの番組で、アメリカがロシアの2大石油企業に新たな制裁措置を行うことについて「ロシアはすぐに制裁による痛みを感じるだろう。インドがロシアからの石油購入を完全に停止したことは既に明らかで、中国の製油所の多くも停止した」と説明しました。
ベッセント財務長官は、制裁の影響について「ロシアはひどい状況になり、プーチン大統領を交渉の場に引き寄せるだろう」と述べ、制裁により滞っているウクライナとの和平に向けた交渉が前進する可能性を示唆しました。
ロシアのプーチン大統領は23日に、制裁の影響について「一定の損失はあるものの、決定的な打撃を与えるものではない」と述べていて、今後のロシアの出方が注目されます。