札幌市西区の住宅街で10月25日未明、マンションの敷地内でクマのような動物が目撃されました。前夜にも周辺で動物が目撃されていて警察が警戒しています。

 動物が目撃されたのは、札幌市西区宮の沢3条5丁目の幹線道路、通称「北1条・宮の沢通」沿いのマンションの敷地内です。

 25日午前1時20分ごろ、付近を仕事中に車で通りがかった男女がマンション敷地内の藪にクマのような動物がいるのを目撃しました。

 警察によりますと動物の体長は1メートル弱で、車との距離はわずか5メートルでした。

 通報を受けた警察が周辺を捜索しましたが動物や痕跡は見つからず、逃げた方向なども分かっていません。

 24日夜にも現場から「北1条・宮の沢通」を挟んだ西区宮の沢4条5丁目の草地で体長1.5メートルほどのクマのような動物3頭が目撃されていました。

 24日、市町村の判断で市街地に出没したクマを駆除できる緊急銃猟によって、北海道で初めて2頭が駆除された札幌市西区では、クマの出没が相次いでいます。これを受け、発表されていた「ヒグマ警報」が11月25日まで延期されたばかりで、警察が警戒を強めています。

北海道文化放送
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