伊東市議会は10月23日に各会派の代表者による会議を開き、学歴詐称問題に揺れる田久保眞紀 市長に対する2度目の不信任決議案を提出することで同意しました。
伊東市の田久保眞紀 市長は大学を除籍されていたにもかかわらず市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記載していた学歴詐称が問題となり、市議会から不信任を議決されましたが、これに対して議会を解散しています。
このため、伊東市では10月19日に市議会議員選挙が行われ、23日には各会派の代表者による会議が開かれました。
この中で、田久保市長に対する2度目の不信任案を提出することについて代表者全員が賛同し、現在、どのような形で上程するのか最終的な詰めの協議を行っています。
24日、世話人会のあと取材に応じた杉本一彦 座長は「各議員が選挙を通して市民に約束してきたことなので、確実に不信任決議が可決するということ」とした上で、「田久保市長も今回の市議選を見て民意はわかっているはずなので、本来であれば2回目の不信任を待たずに辞職してほしいという思いもある」と述べました。
田久保市長は31日に市議会臨時会を招集すると告示していて、杉本座長は「ここが最終的な結論を出す場だと思うので間違いのないようにしっかりやりたい」と話しています。
地方自治法では不信任の議決に伴い議会が解散された場合、解散後初めて招集された議会で首長に対する不信任決議案が出され、全議員の3分の2以上が出席した上で過半数が賛成すると失職すると規定されていて、議長から通知があった日をもって職を失います。