熊本市は南区にある水産物の卸売業者が中国産のアサリを「福岡県産」と偽って販売していたと23日発表しました。
熊本市によりますと、南区川口町にある「西山水産」は去年12月から今年4月にかけて中国産のアサリ約19トンを「福岡県産」と偽って卸売業者21社に販売。
市は6月からの立ち入り検査などで帳簿などを確認し、時期などを特定したということです。
市の聞き取りに対し、「西山(にしやま)水産」は事実と異なる表示をしていたことを認めていて「在庫が不足していたが、福岡県産アサリの注文を断ることができなかった」と話しているということです。
市は「西山水産」に対し食品表示法に基づく表示の是正と再発防止を指示しました。