愛媛県内もようやく秋らしくなってきました。伊予市の山間の「犬寄峠の黄色い丘」では23日、本格的な秋の到来を告げる使者・アサギマダラが見られたほか、コスモスがそよ風に揺れ、秋色に染まっています。

名護谷希慧アナウンサー:
「コスモス満開!背も高くて花も大きいので見応えがあります。きれい」

そよ風に揺れるコスモス。場所は春の菜の花やミモザで知られる伊予市の「犬寄峠の黄色い丘」が、秋色に染まっています。

愛媛県内の23日の最高気温は松山で24.0度、今治で20.4度など、本格的な秋らしい気温になりました。

今治から訪れた男性:
「秋のコスモスは今年初めてです。こんなにきれいとは思いませんでした」

黄色い丘は過疎の進むまちに人を呼びたいと、地元に住む松浦弘正さんが花を植え、10年以上に渡って手入れをしています。丘を彩るコスモスは、おなじみのピンクや白だけではありません。「黄色い丘」ならではの黄色の花も23日時点で一番の見頃を迎えているということです。

この丘には本格的な秋の到来を告げる使者・アサギマダラが多く飛来。心待ちに写真に収める人の姿も見られました。

松浦弘正さん:
「(気温が)15~25度位の間を飛ぶチョウチョ。だから10月初旬からやってきて、今月いっぱいで寒くなるでしょ。最低気温が15度より下回ってくるから今度は南のほうへ飛んでいく」

アサギマダラは日本に生息する唯一の“渡りチョウ”。秋から冬にかけて寒い北海道や東北から暖かい沖縄・台湾まで約1000キロを移動。この途中で、アサギマダラが好む花「フジバカマ」のある黄色い丘に寄って来るといいます。

地元の女性:
「きれいですね。初めて知ったので、このチョウチョがいるっていうのを。北の方からずっと下りてくるのを聞いて、すごいって思いました」

松浦弘正さん:
「みなさんが寄ってきて集まってきてくれて、ワイワイ言うてにぎやかになるじゃないですか。過疎の地域も元気になる」

地域に“にぎわい”も呼ぶコスモスとアサギマダラは、ともに10月末まで楽しめそうだということです。

#愛媛県 #伊予市 #観光 #黄色い丘 #犬寄峠 #アサギマダラ #コスモス #花 #景色 #風物詩

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。