きょうは二十四節気の「霜降」。霜が降り始める頃とされています。広島市の名勝 縮景園では、冬に備える松のコモ巻きが行われました。

グンと冷え込んだけさ。広島市中区の縮景園では冬支度が始まりました。

庭師が巻いているのはわらでできた「こも」です。

園内におよそ360本ある松の幹に1本ずつ巻いていきます。

「こも巻き」は冬を越すために松の葉から降りてくる害虫を温かい「こも」の中へ誘い込み、こもを外すときに一緒に駆除するという伝統的な害虫対策です。

近年は、ほとんどの害虫を薬剤で駆除できているため、季節の恒例行事として親しまれています。

【来園者は】
「偶然きょう懐かしい行事を見たなと思いラッキーよ。今日は天気もいいし」


【庭師の高森俊正さん】
「今まで暑かったので秋になったというのを感じてもらえたらいいな」

こもは来年3月5日の「啓蟄」の日に外されます。

テレビ新広島
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