福岡県田川市の土木業の男など2人が従業員の男性に暴行し、頭にけがをさせた疑いで23日、再逮捕されました。

男性は翌日に死亡しました。

傷害の疑いで逮捕されたのは田川市の土木業、村坂郁夫容疑者(53)と直方市の吉田哲真容疑者(22)です。

県警捜査1課によりますと2人は共謀し、去年11月4日午前2時ごろから2時半ごろにかけて村坂容疑者宅で同居していた当時47歳の男性従業員の頭部を棒で複数回殴るなど暴行し、3週間のけがをさせた疑いです。

男性従業員は翌日、感染症による多臓器不全のため死亡しました。

村坂容疑者らは、体調不良のため前日仕事を休んでいた男性従業員に対し「仮病だ」などと因縁をつけ暴行に及んだとみられています。

警察は2人の認否を明らかにしていません。

2人は、去年10月にも男性従業員に長時間正座させ、太ももを棒で殴りけがをさせていたとして9月に強要と傷害の疑いで逮捕されましたが、傷害の罪については不起訴となっています。

警察は、村坂容疑者が同居の男性従業員に日常的に暴力をふるい支配していたとみて調べています。

また村坂容疑者は、去年3月と10月に住宅の新築工事現場で吉田容疑者に暴行しけがをさせた疑いでもあわせて逮捕されました。

村坂容疑者はそれぞれ「詳しくは覚えていない」「全く身に覚えがない」などと話しているということです。

テレビ西日本
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