地震など災害時に被害を拡大させる危険があるLPガスボンベの損傷などに対応する復旧作業訓練が10月22日、出雲市で行われ、万一の事態に備えました。

この訓練は、LPガスなどを取り扱う大手の岩谷産業グループが毎年この時期に全国一斉に行っているもので全国70か所余りの会場のうち、山陰では出雲市で行われました。

訓練には両県のLPガス販売企業から約80人が参加。
まずは復旧作業などで使う防災工具が揃っているか、各自が工具箱を開けて一点ずつチェックしました。

続いて、災害が発生してガス漏れが起きた!との想定で、ガスボンベの穴を塞ぐ応急処置の訓練が行われました。

訓練用のガスボンベには、2ミリから5ミリの小さな穴が複数が開けられていて、参加者たちは、鉛製の栓などを穴に打ち込んではLPガスにみたててボンベに充填されていた窒素が外に漏れ出していないか確認していました。

岩谷産業山陰支店・小谷康洋支店長:
いつどの地域で災害が起きるかわからないので、日頃から準備し心構えをしておくことをできればいいなと思います。

このほか、大型のガスタンクにスプリンクラーで水をまいて冷却する訓練も行われ、参加者は災害時の適切な対応などを改めて確認していました

TSKさんいん中央テレビ
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