島根県の建設業で深刻化する担い手不足の問題に伴い、新たな外国人材の発掘を探ろうと県内の建設事業者が直接ベトナムに出向いて現地を視察しました。
今回のベトナムへの現地視察は、出雲空港とベトナム・ホーチミン市を結ぶチャーター便が10月18日と10月22日の往復運航されたのに併せて実施されたもので、島根県内の建設業者など15社から22人が参加しました。
一行は10月22日までの5日間の日程で、ホーチミン日本商工会議所や日本語学校などを訪ね交流とともに現地の実情などを実際に自分の目と足で探っていきました。
島根県土木部・石倉武主任:
外国人材活用の一助となるよう今回の視察を企画しました。
国がまとめた日本国内での外国人労働者は、2024年10月末時点で230万人と過去最高を記録していて、このうちベトナム人が57万人と最も多くなっています。
西日本土地改良・牛尾航社長:
実際に学校を訪問して見てみると、皆さんとても熱心に勉強に励んでいて大変心強く思う。
島根県でもベトナム人労働者の確保は重要性を増していて、一行もヒントを得られればと若い学生たちに熱い視線を送っていました。