全国ニュースでもお伝えしましたが女性初の総理大臣が誕生です。
これまでにない枠組みでスタートする高市早苗内閣。
県民や県選出の国会議員、それに各党の反応を取材しました。
「高市早苗君、本院において内閣総理大臣に指名することに決まりました」
21日召集された臨時国会で行われた総理大臣指名選挙。
衆議院では1回目の投票で自民党の高市早苗総裁が過半数を獲得し、女性として初めて総理大臣に選ばれました。
加藤アナ:
「新総理について県民はどんな思いをもっているのでしょうか。街の声を聞いていきます」
女性:
「私は女性の方にやっていただいて、しがらみもなく自分の考えていることを実行していただきたいな思います。しっかりと日本人を守っていただきたいなと思って
高市さんを応援してます。」
女性:
「物価高っていうのもあるので給与の上昇とかもしてくださったらいいなっていうのはあります」
男性:
「女性の方ってなかなかなれないしいいんじゃないですか。(復興が)はるかに遅れてると思うと能登の方にはもっと力入れて、復興に向けてやっていただきたいと思いますね」
濱口記者:
「高市新総理が誕生し3か月止まっていた政治が動き出します。県選出の国会議員に受け止めとこれからについて伺います」
自民党県連で会長を務める岡田直樹参議院議員は…
岡田直樹参院議員:
「アメリカの大統領でさえ女性はまだ生まれていないなかで、いわばガラスの天井が破れたという記念すべき歴史的な日だと思っています。より積極的な財政出動ということも含めて復旧・復興のピッチを上げていただけるものと確信しています」
また総裁選で高市新総理を支援した佐々木紀衆議院議員は…
佐々木紀衆院議員:
「生みの苦しさっていうかね、それを感じましたね。県内においても自民党の足腰が弱ってきている。そして新興政党が台頭してきている。これは各界・各級の選挙を見れば分かりますので、まずは高市総裁のもと、自民党を立て直していくといったことが必要なんだろうと」
石川維新の会の小林誠幹事長は、維新の政策を政権の中に入って実行し、結果を出すことが重要だとして次のように述べました。
石川維新の会 小林幹事長:
「まず、年内での定数削減というものを吉村代表は訴えていますので、そのことをしっかりと見守っていきたいと思います。」
また連立に加わったことで、次の衆議院選挙で自民党の小森氏と選挙区が被ることについては…
小林幹事長:
「藤田共同代表は政策合意に関して選挙の話は一切していないということでありますから、まだ白紙です。維新としての政策をしっかりと有権者に訴えていくことが重
要だと思いますし、私自身も国政に対する思いというものを持ちながら活動していきたいと思います。」
野党第一党の立憲民主党、近藤和也衆議院議員は…
立憲民主党 近藤和也衆議院議員:
「ガラスの天井を破られたということで日本の新しい段階に入ったということでありますので、まずはおめでとうございますと申しあげたいと思います。多党化をいかに柔軟に、政策を止めるのではなくて前向きに進めていくための工夫がそれぞれの国会議員に求められている」
新体制で取り組むべき課題については…
立憲民主党 近藤和也衆議院議員:
「私個人としては地方をしっかりと大事にすること。能登半島地震・豪雨からの
復旧・復興が最優先だと思っています。石破前総理はかなり柔軟に対応していただきました。石破さんの謙虚さをそのまま高市さんも受け継いでほしい」
国民民主党の小竹凱衆議院議員は…
国民民主党 小竹凱衆議院議員:
「引き続き少数与党であることは変わりませんし、政策ごとに是々非々で国民民主党という党がある意義をしっかりと示していく。国民のほうに向いた政治をしていることをこれからも示していく」
26年の連立政権に終止符を打つこととなった公明党は…
公明党県本部 谷内律夫代表:
「『政治とカネ』の問題をしっかりとクリーンにやらなくちゃいけない、こういったことがあると思います。今回の自民党と維新の合意の中ではあまりクローズアップ
されていないっていうのは大変残念だなと思っています」
また、維新が連立の絶対条件に掲げた「議員定数の削減」については…
公明党県本部 谷内律夫代表:
「そこじゃないと思うんです。いま国民が思っているところは。そういったずれが一番怖いなと思っております。中道の政党としてしっかりと力を発揮できればと思っているところです」
参政党の荒木博文県議は参政党のスタンスは「是々非々」としたうえで次のように述べました。
参政党 荒木博文県議:
「高市さんであれば協調し合える政策はいくつもあると思います。協力するところは協力する。日本人としての誇りを感じられるような国づくりを期待します」
「議員定数の削減」については…
参政党 荒木博文県議:
「少数政党の参政党としては少なからず影響はあると思います。これまで通った方も
次はひょっとしたら厳しい可能性はありますよね。危機感、いい意味でそういったことは持っていた方がいいと思っています」
共産党の佐藤正幸県議は新たな連立政権と真正面から対決する姿勢を示しました。
共産党 佐藤正幸県議:
「最悪の内閣になるのではないかと危惧をしておりますので期待は全くありません。
医療費の4兆円削減も盛り込まれておりますのでしっかり暮らしを守っていくということでの役割を果たしていく必要があるなと思います」
女性初の総理大臣となった高市氏。
今後の政権運営に注目です。