21日午後に臨時国会が招集され、自民党の高市総裁が女性初の内閣総理大臣に指名される見通しです。
国会の動きについて、国会内からフジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。
高市総裁は現在、国会内で全ての自民党議員が出席する総会に出席していて、首相就任に向けた決意を表明する見通しです。
高市総裁は21日朝、笑みを浮かべながら自民党本部に入り、その後出席した党の役員会で「日本維新の会との間で政権合意に至ることができた」と報告しました。
その上で「きょうは、いよいよ総理大臣指名選挙となる。何とかしてこれを勝ち取って、与党としてしっかりと政策をスピーディーに進めていく」と強調しました。
高市総裁は、このあと衆議院と参議院の本会議で行われる指名選挙で第104代内閣総理大臣に指名される見通しですが、1回目の投票で過半数を確保できるかが焦点です。
衆議院では、維新を足しても過半数まで1議席足りないため、自民党は麻生副総裁が水面下で交渉した少数会派の議員を加えて1回目で決着させ、今後の国会運営の基盤を作りたい考えです。
夜には皇居での認証式を経て高市内閣が発足する見通しで、その後、高市新首相は会見を開き、政権の基本方針や政策などについて説明する意向です。