南米ボリビアで19日に行われた大統領選挙の決選投票で、中道のロドリゴ・パス氏が勝利し、約20年続いた左派政権からの交代が決まりました。
ボリビア大統領選挙の決選投票は、中道の「キリスト教民主党」のロドリゴ・パス上院議員と、右派「自由と民主主義同盟」のホルヘ・キロガ元大統領との間で争われました。
選挙管理員会によりますと、97%以上が開票された時点で、それぞれの得票率はパス氏が54.61%、キロガ氏が45.39%で、パス氏が勝利しました。
今回の大統領選挙は、左派のアルセ大統領の任期満了にともなって行われたもので、約20年続いた左派政権に終止符が打たれることになります。
パス氏は勝利宣言で、支持者を前に「安定した政府を樹立し、変革を始める」と述べましたが、ボリビアでは経済は低迷し、深刻な燃料不足やインフレなどが起きていて、多くの課題が待ち受けています。