自民党と日本維新の会は、午後6時から党首会談を開き、連立政権の樹立で合意する見通しです。国会内から木村大久記者が中継でお伝えします。
フジテレビ政治部 木村大久記者:
維新の吉村代表は大阪市で記者団に対し、自民党の高市総裁に朝電話し、「連立合意をする。ともに日本を前に進めていこう」と伝えたことを明らかにしました。
また吉村代表は、「本日連立政権樹立の合意をいたします。きょうの夕方6時に正式に調印をしたいと考えています」と話していて、上京して午後6時から国会内で党首会談に臨みます。
自民、維新の党首は既に連立政権樹立で実質的に合意しており、会談で連立の合意書に署名する見通しです。
また、維新は午後2時から国会内で党所属議員を集めた両院議員総会を開き、あすの総理大臣指名選挙で高市総裁に投票する方針を決めました。
藤田共同代表は合意について、
▲国会議員の定数削減は、明日から始まる臨時国会で衆議院議員の1割を削減すると明記する。
▲企業・団体献金の廃止は2年後の高市総裁の任期までに協議体を設置して合意に向けて協議する。
と説明しました。
これにより、あす高市総裁が選出され、自民・維新連立の新内閣が発足する公算が大きくなっています。
Q今回、大臣を出さない「閣外協力」になるということなんですが?
維新からは「閣内に入ると逆に交渉しにくくなる」「リスクがある」との声が出ています。
藤田共同代表は「閣外協力という形でいつでも逃げられるようにと指摘する人もいるが、そういう気持ちは寸分たりともない」と強調しますが、当面、「閣外協力」という形で、自民党が合意を履行するかどうか、出方を見守るものとみられます。