日本維新の会の吉村代表は20日、大阪市で記者団に対し、20日朝、自民党の高市総裁に電話し、「連立合意をする。ともに日本を前に進めていこう」と伝えたことを明らかにした。
さらに吉村代表は、社会保障改革と副首都構想の2本柱を含む12項目の政策要望について、「合意がほぼまとまった」と説明。
その上で、「本日、連立政権樹立の合意をする。夕方6時に正式に調印したい。その段階で高市総裁と私自身が中身を最終確認して、連立政権を樹立させたい」と述べた。
吉村代表が上京して、国会内で20日午後6時から、自民・維新の党首会談が行われる。
吉村代表は、国会議員の定数削減について、「それを突破しない限り、日本を前に進めていく改革なんてできない。絶対条件だ。できないようであれば、合意するつもりはない」と改めて強調した。
また、企業・団体献金の廃止について、「自民党と考え方の距離があるのは事実だ。今すぐ自民党が廃止を合意するということはない」とした上で、「この問題について、より良いものにしていくべきだという点については、高市総裁と認識を共有できている。協議事項に入っているので、高市総裁と詰めていきたい」と述べた。
維新が求める副首都構想については、「法案を来年の通常国会で成立させることを合意内容にしている」と述べた。