不正に改造された車の車検を通した見返りに現金を受け取った疑いで、自動車販売店の元代表が書類送検されました。

大阪府羽曳野市の自動車販売店「古市モータース」の元代表・大黒孝夫被告(59)は去年8月から10月にかけて、規定値より車高の低い車やマフラー音が大きい車など不正改造車9台の点検をせず、書類などを偽造して車検を通した罪に問われています。

車検を行う検査員は、国の業務を代行する「みなし公務員」として見返りを受け取ると刑罰の対象となりますが、大黒被告が依頼者など5人から見返りに現金あわせて約13万円を受け取った疑いが強まり、きょう加重収賄の疑いで書類送検されました。

警察は大黒被告の認否を明らかにしていませんが、10年ほど前から不正に車検を通し金を受け取っていたとみて捜査しています。

関西テレビ
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