東北大学などが研究を進める最先端の宇宙開発技術を紹介する展示会と講演会が、宮城県多賀城市で開かれました。
東北大学大学院工学研究科 吉田和哉教授
「月に行けるような時代って絶対来ると思うんです。来るべきだと思ってるんですけど」
東北大学の吉田和哉教授は、2003年にJAXAが打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ」の開発にも携わり、長年、月や小惑星の探査を研究テーマに取り組んできました。
吉田教授の研究チームが開発した月面ロボット。AI技術を活用し、地球にいながら月面での建設作業を遠隔で行うことを目指しています。
また、今年3月に実際に月面に到達した探査車と同じモデルも展示されました。今後は、月の地図作りや、バーチャル空間での「月面旅行」の実現に役立てたいとしています。
記者リポート
「こちらは宇宙空間から金属の球を落とし、人工的に流れ星を作り出す機械です」
開発が成功すれば各地で「流れ星ショー」が楽しめるという、ロマンあふれる取り組みです。
東北大学大学院工学研究科 吉田和哉教授
「みんなで知恵を絞って、そこにこう楽しいわくわくする何か、未来を見つけていきたい。それが私の夢」
今回展示された月面ロボットなどは、先日閉幕した大阪・関西万博でも紹介され、世界から注目を浴びました。