10月19日朝、宮城県加美町の住宅街の近くで、わなにかかった子グマのそばに親グマが現れ、警察などが警戒を続けていましたが、その後、子グマを解放し警戒は解除されました。

19日午前7時ごろ、加美町菜切谷のやぶの中で、「子グマがわなにかかり、親グマがそばから離れない」と町から警察に通報がありました。

子グマはドラム缶式のわなにかかり、体長1メートルほどの親とみられるクマは、近くにとどまり続けました。

現場は広原小学校から西に約500メートルの場所で、周囲に複数の住宅もあることから、警察は、発砲による駆除も視野に入れて警戒にあたりました。

しかし町は、子グマを駆除した場合、親グマが狂暴化するおそれがあるとして、約3時間後に子グマをわなから解放。
その後、2頭の姿が見えなくなったことを確認し、警戒を解除したということです。

仙台放送
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