各地でクマの被害が相次いでいます。
秋田県では19日朝、散歩をしていた78歳の女性がクマに襲われけがをしました。
19日午前6時ごろ、秋田・能代市の農道で近くに住む78歳の女性が散歩をしていたところ、後ろから来たクマ3頭のうち体長約1メートルのクマ1頭に背中を引っかかれました。
女性は自力で自宅に戻り、病院で治療を受けましたが、意識はあり会話もできる状態だということです。
クマはその後、西の方向に走り去ったということですが、現場にはクマのものとみられる大きな足跡が残されていました。
岩手・北上市でも午前8時ごろ、草刈りをしていた60代の男性が親子のクマ2頭と鉢合わせになりました。
男性は親グマとみられる1頭にふくらはぎをかまれけがをしましたが、命に別条はないということです。
また、宮城・加美町の住宅街の近くでは午前7時ごろ、わなにかかった子グマのそばに親グマが現れ、警察などは発砲による駆除も視野に入れて警戒にあたりました。
しかし、親グマが凶暴化する恐れがあるとして、約3時間後に子グマをわなから解放。
その後、2頭の姿が見えなくなったことを確認し、警戒は解除されたということです。