10月17日、米子市にオープンしたスーパーマーケット。
9月閉店した老舗スーパーの店舗が引き継がれました。
地域の「買い物の場」を守るため、当初の予定を前倒してオープンしました。

店長:
これから開店させていただきます。よろしくお願いします。

米子市にオープンしたのは、「マルイ久米店」。
約100人の買い物客が午前9時のオープンとともに訪れました。

9月、創業108年の歴史に幕を閉じた老舗のスーパー「いしかわ」の店舗を引き継ぎ、営業を始めました。

店があるのは、JR米子駅から約700メートルの住宅の多い地域。
周辺にはスーパーが少なく、地域の「買い物の場」を守るため、当初11月としていた予定を前倒して、10月17日オープンしました。

中村友香記者:
店内ではこのようにお総菜が作られていて、ずらりと並んでいます。

引き継いだのは店舗だけではありません。
「いしかわ」で人気だったオリジナルの総菜も。米子市民にはおなじみの名物「卵サンド」。卵焼きはかつてのような甘さが際立つ味わいです。

このほかにも精肉は県内産、鮮魚類は境港産を中心に。
また、山陰では扱いが少ない県外の高級スーパーのプライベート商品など「いしかわ」時代のこだわりの品ぞろえも引き継がれました。

来店客:
「やっぱり地元のものが買えるところが一番の良いところだと思います」
「いしかわさんがあった時も結構利用させてもらってたんですけど、マルイさんになってまた品揃えがどう変わっているかと思って、楽しみにして来ました」

サンインマルイ・松田和也社長:
いしかわもマルイもおいしいものを追求する、おいしいものを食べたら幸せになるというものは過去から変わらない事実だと思っています。

さらに「いしかわ」の従業員約40人もこの店で引き継ぎ引き続き雇用しています。

いしかわ・石川春平取締役:
以前売っていたものも売っていただいたりして、よりマルイさんらしく良いところをとってマルイさん流にしてブラッシュアップしているんじゃないか。

マルイは、「いしかわ」のこだわりも受け継ぎながら、岡山と山陰に24店舗を構える経営基盤を生かし、地域の買い物環境を支えていきたいとしています。

TSKさんいん中央テレビ
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