朝晩はやっと秋めいてきましたが高知大丸では早くも春の準備がスタート。2026年のひな人形の展示販売会が行われています。
3月3日のひな祭りに飾る伝統的な、ひな人形。早い時期から理想のひな人形を見つけてもらおうと、高知大丸では節句人形の展示販売会が開催されています。高知市の玩具店「おもちゃのキャッツアイ」が企画し、今回で3回目。会場には6万円から80万円を超えるものまで約50点の人形が展示販売されています。
三木優花アナウンサー:
「ひな人形といえばこちらのように金色を多く使ったきらびやかなものが王道ですが、最近はこちらのような淡い色合いのものも人気だということです」
昔から親しまれる王道は、赤や金など華やかな色彩のもので人形のサイズも大きいのが特徴。一方、近年のトレンドはどんな家にも合うように淡い色使いでコンパクトなものが多いということです。
開催期間中は、ひな人形の制作に携わって35年以上になる伝統工芸士・加藤高明さんの制作風景を間近で見ることができます。加藤さんの作品は、京都の呉服問屋から実際に仕入れた帯で着物を作っています。伝統的な美しさの中にレースを使用しモダンなテイストに仕上げています。
伝統工芸士・加藤高明さん:
「今の最先端は100年後の伝統工芸品だと思っていますので、“伝統は革新”ということを目指してやっております」
おもちゃのキャッツアイ・西内功 社長:
「この伝統文化を消さないようにお子さん、お孫さんまでずっと続いていただくようにと思ってやっております」
展示販売会は10月20日まで開催していて18日、19日は制作の様子を見ることができます。