大手航空会社のANAがこのほど高知県への移住を考える人たちを支援する新しい特設サイトを開きました。キーワードは「二地域居住」です。

「ANAホールディングス」とその傘下で地方創生事業に取り組む「ANAあきんど」がこのほど公開したインターネットの新しいサイト。都会に暮らす人が地方と都会の両方を拠点に生活する「二地域居住」を推進しようと高知など3県の体験プログラムが掲載されています。

特設サイトのうち、高知県のエリアでは須崎市や馬路村など4市町村が紹介されています。例えば須崎市については、県のほぼ真ん中に位置する地理的な特徴と、豊かな自然や釣りに代表されるレジャーの情報のほか、生活の拠点となる空き家の案内まで表示されます。

さらにANAは、体験プログラムに参加する人に東京便と大阪便をいずれも片道1万1000円と格安料金で販売。高知と都会の人たちの交流を促します。

県移住促進課の細川孝課長は交通費が軽減されることで多くの人たちに高知に来てもらい将来的に移住につながればと期待をかけます。

県移住促進課・細川孝 課長:
「距離的なこともありますので、都会から高知県へと『二地域居住』という形は進んでいませんでした。移住はハードルが高いという方はいらっしゃいますので、何回か高知県へ来ていただいて、だんだん移住に近づいていっていただければと期待しています」

格安航空券が利用できる「二地域居住」体験プログラムに参加できるのは約120人で、ANAホールディングスによりますとすでに多くの問い合わせが寄せられているということです。

高知さんさんテレビ
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