お弁当チェーン「ほっかほっか亭」が、社名ロゴの作者を探しているとしてSNSで呼びかけ、大きな話題となっている。
投稿は10月8日に行われ、13日までに約3100万回閲覧され、17万件の「いいね」がつくなど大反響を呼んだ。創業50周年を迎える2026年までに本人へ感謝を伝えたいとしている。

半世紀前の学生アルバイトが書いた可能性

老舗お弁当チェーンの、ある発信が今大きな注目を集めている。

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「【情報提供望む】ほっかほっか亭の書体をデザイン・制作した人を探しています。」という投稿だ。

利用客ならお馴染みのほっかほっか亭の文字。実は、その作者をほっかほっか亭が社をあげて大捜索中だという。

ほっかほっか亭総本部・広報 永岑しおりさん:
(8日に)Xで投稿させていただいたんですけど、本当に大きな反響をいただいていているので。

この「お尋ね人」投稿は、13日までで閲覧数が約3100万、「いいね」も17万件がつく大バズり状態。

でも、なぜ今、この文字の作者を探しているのか。映像は、フジテレビの報道カメラが今から41年前の1984年にお店を撮影していたものだ。それを見ると、現在と変わらぬ「ほっかほっか亭」の文字があった。第1号店の創業は1976年だ。

ほっかほっか亭総本部・広報 永岑しおりさん:
当時の看板には使われているので、まず1号店からあったということは間違いないと。

使用されているフォントは、歌舞伎の看板などに使われる「勘亭流」によく似てはいるが。

ほっかほっか亭公式の投稿文:
弊社の社長に確認したところ、当時、アルバイト学生が書いたオリジナルのフォントであることがわかりました。ただ、いかんせん50年以上も前のことで、手掛かりはここまででして…。

1976年の創業から50周年を迎える2026年までに作者を探し出し、感謝の意を伝えたいとしている。

第1号店の地で聞き込みを行うも…

SNS:
当時学生だとして、少なくとも68歳以上か。本人も書いたこと忘れてそう。

お節介とは思いながら、イット!取材班も手伝えることは無いかと、第1号店創業の地、埼玉・草加市で聞き込みをした。

取材班:
近くにほっかほか亭はあるか?

70代:
ない。見たことないな。

実は、かつて1号店があった草加市内には現在、お店は存在しない。