9月22日(月)、北海道日本ハムのエース、伊藤大海が、中4日という通常よりも短い登板間隔でマウンドに上がった。試合前日、「いつも通りやるべきことをやるだけ。自分の責任を全うするだけ」と語っていた伊藤は初回、連続三振と内野ゴロで三者凡退。完璧な立ち上がりだった。

 しかし2回表、先頭のソトにソロを許すと、続く藤岡、安田、佐藤に連打を浴び、この回2点を先制された。それでも3回以降は7回まで5イニングを2安打無失点に抑え込む。計108球、被安打7、2失点でマウンドを降りた。

 一方、この日のファイターズ打線は沈黙した。千葉ロッテマリーンズ先発は伊藤と同じ北海道出身の河村説人。その右腕の前に、7回までわずか2安打に封じ込められた。その後も相手の完封リレーを許し、チームの連勝は2でストップ。首位ソフトバンクも敗れたため、ゲーム差は2.5のまま。23日(火)、ファイターズはエスコンフィールドHOKKAIDOでレギュラーシーズン最終戦を迎える。

  試合後、伊藤は「先制点を与えてしまった部分と、そこから流れを作りきれなかったのは事実としてあるので、今日求められていたクオリティとは、ちょっとかけ離れていたのかなとは思います」と振り返った。

 中4日の登板間隔については「意外といけた」と語ったものの「初回にいきすぎて2回の連打に繋がったところもあると思うので、残り少ないですけど1試合でも多く投げられるようにケアしてまた臨みたい」と続けた。

 また、同じ北海道出身のロッテ・河村については「彼もケガももちろんありましたし、すごく苦しんで今までやってきたと思います。また新たなライバルとして今後も戦っていけたらと思う。今日すごくいいピッチングをしてましたし、自分も負けないように同級生として、北海道の代表として頑張りたい」と語った。

 残りは7試合、今後に向けては「いつもと変わらずしっかり。登板を迎えるにあたって準備していきたいですし、厳しい状況ではありますけど、まだまだみんな諦めてませんし、本当に今のファイターズが大好きなので最後みんなで笑って終われるようなシーズンにしたいと思います」と話した。

北海道文化放送
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