国土交通省は岡山市内に乗り入れている路線バスのうち5社が運賃適正化で経営基盤の強化を図る、「共同経営」の計画を認可しました。
計画が認可されたのは両備ホールデングス、岡山電気軌道、下津井電鉄、中鉄バス、備北バスの5社です。
5社は10月1日から路面電車やバスの最低運賃を160円にそろえ、経営基盤強化を目指すことにしています。
政府はバスなどの公共交通サービスの維持などを目的に、同業者間の共同経営や経営統合などを認める、独占禁止法特例法を2020年に施行しています。
この認可を受けると複数の事業者が共同で、運賃や路線、ダイヤの設定が行えるようになります。今回の運賃適正化で、2029年度に5社合わせて約1億5000万円の収支改善効果が見込まれるとしています。
岡山市中心部などで路線バスを運行する、宇野自動車(宇野バス)はこの計画に参加していません。
<運賃改定を予定している主な区間>
・岡電バス
岡山駅~天満屋バスセンター 120円→160円
岡山駅~岡山市役所前 120円→160円
岡山駅~岡山県庁前 120円→160円
岡山駅~岡山後楽園前 140円→160円
岡山駅~藤原団地 150円→160円
・岡山電気軌道 路面電車
岡山駅前~県庁通り・郵便局前 120円→160円