本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDOで始まったラスト4連戦。北海道日本ハムファイターズは9月20日(土)、千葉ロッテマリーンズとの一戦で劇的勝利を収めました。

 試合は乱打戦。7-7の同点で迎えた9回裏、二死から山縣秀がロッテ5番手・横山陸人からセンターへのツーベースを放ちます。ここで新庄剛志監督が切った最後のカードは、15日の西武戦で3ランを放った男、浅間大基でした。

 「勝負してくれないかと思ったら勝負してくれた」指揮官の期待に応え、浅間は外角のストレートをレフトに運ぶと、山縣が一気にホームに生還。劇的なサヨナラ勝ちとなりました。

 ヒーローインタビューでは「凄い雨が降るって聞いてるので、早く試合を終わらせようと強い気持ちを持って打席に入りました」「横山投手もいいピッチャーなのは分かっていたので、割り切っていこうと思いっきり振りました」と振り返りました。

 さらに「皆さんもめちゃめちゃ今熱い気持ちになっていると思うんですけど、雨の方が凄いらしいので、一旦冷静になってどうか気をつけてお家まで帰ってください。明日もがんばります!」と呼びかけました。

 試合後、新庄監督は「勝つしかないからね、ここはね。勝って良かったです」と安堵の表情。「何点差あっても怖いですね。気は抜けないという試合」と試合を総括し、浅間選手については「元々実力のある子なので。今日は左(投手)というところでスタメンではなかったですけど」と評しました。

 さらにこの日の打線について「横尾コーチにお願いをして組んでもらった」と明かし、「7点取ったので嬉しい。今は一発というより繋がって点数を取りたい。でもいい打線を組んでくれました」と評価。

 明日からの試合に向けては「相手どうこうじゃない。勝ち続けて相手がどう転ぶかというのは結果見てみないと分からないので、明日も取りにいきます」と締めくくりました。

北海道文化放送
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