沖縄県の振興や発展に貢献した人を称える琉球新報賞の贈呈式が18日に行われました。
今年、琉球新報賞を受賞したのは、元副知事の嘉数昇明さん、那覇空港ビルディング相談役の安里昌利さん、琉球舞踊立方の人間国宝志田房子さん、沖縄大学客員教授の新城俊昭さんの4人です。
新城さんは教員を務める傍ら、沖縄の歴史に関する教科書づくりに取り組んだほか、
平和教育にも奔走してきました。
沖縄大学 新城俊昭客員教授:
色んなところで徐々に歴史教育の重要性が叫ばれています。そうしたなかで賞をもらえるという事は、これから先、私がまいた種が芽を出すんじゃないかという期待を持っています
また、沖縄戦の記憶の継承に尽力した元全学徒の会には、琉球新報特別賞が贈られました。
琉球新報社の普久原均社長は「各分野で県民の生活を支え、勇気や誇りを与えて後世に伝える役割を担ってきた」と受賞者を称えました。