9月18日の新潟県内は、南下する前線の影響で下越を中心に大雨となりました。また、燕市や村上市では雷が原因とみられる火災も発生しています。

稲光をともない、午前中を中心に大雨となった18日の県内。

村上市高根では、午前9時40分までの24時間に降った雨の量が233.5ミリに達し、9月の観測史上最大となりました。

村上市・新発田市・関川村に発表された土砂災害警戒情報は現在解除されていますが…

【記者リポート】
「新発田市のアンダーパス。18日朝の大雨で一時は水の深さが2mほどになり冠水。今も水が1mほど残り、通行止めが続いています」

冠水したアンダーパスでは排水作業や泥の撤去など復旧にあたる作業員の姿が見られました。

また、新発田市・村上市・新潟市では合わせて88棟の住宅で床上・床下浸水の被害が出ています。

一方、落雷が原因と見られる火事も発生しています。

【記者リポート】
「辺りには大きな建物はなく、2階部分は黒く焼け焦げ、屋根には大きな穴が開いています」

燕市上河原にある木造一部2階建ての空き家が半焼した火事。

【近くに住む人】
「『ガシャン』のような、雷が落ちた音がした。真っ赤な火も弱かったが見えたし、煙がすごかった」

このほか、村上市や新潟市北区でも落雷が原因の可能性がある火事があり、警察と消防が詳しく調べています。

新潟地方気象台は18日夜遅くにかけて、上・中・下越で土砂災害や低地の浸水、河川の増水に注意・警戒を呼びかけています。

NST新潟総合テレビ
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