18日は午後になってから各地でゲリラ雷雨が発生。
各地で激しい雷雨となっています。

18日午後0時半ごろ、栃木・宇都宮市では大粒の雨がアスファルトに打ちつけました。

また、小山市でも午後1時半ごろに雨が降り、車は水しぶきを上げて走行していました。

ゲリラ雷雨は埼玉・熊谷市でも発生。
横殴りの激しい雨が降り、強い風の影響で奥の木はゆさゆさと揺れていました。

午後2時ごろの茨城・那珂市の映像を見ると、雷鳴が響き渡り、雨は強風で画面の手前から奥へと流れているのが分かります。

道路は冠水し、トラックや乗用車は大きな水しぶきを上げながら走行していました。

このゲリラ雷雨の影響で信号機が停電。
警察官が交通整理する事態となりました。

さらに、茨城・土浦市では「電線から火花が出た」との通報が相次ぎました。
落雷によるものとみられています。

当時、土浦市の空は雷が何度も光り、落雷が相次いでいました。

東京電力によりますと、午後3時半時点で約9370軒が停電していて、茨城県全体では一時2万軒以上が停電しました。

ひたちなか市の駐車場では猛烈な雨が降り、周囲は白くもやがかかっています。

雷が何度も光り、地面にはひょうが落ちているのが分かります。

潮来市では横殴りの雨が降り、たこ焼き店の前に設置されているのぼりは強風で激しく揺れています。

午後2時過ぎ、「イット!」取材班はゲリラ雷雨に遭遇しました。

雷鳴が鳴り響き、道路を走る車は大きな水しぶきを上げながら走行しています。

空は厚い雲に覆われ、周囲は暗くなっていました。
30分ほどで雨はやみましたが、道路は冠水。

車のタイヤは半分ほど水に浸かっていて、大きな水しぶきを上げながら走っていました。

近隣住民は「年に2~3回、ゲリラ豪雨があると必ずこういう状況になって、必ず被害がある。大型トラックが通るたびに波のように押し寄せてくる」と話します。

住民によると、この波は倉庫にまで押し寄せてきたといいます。

近隣住民:
こういう波のように入ってくる状態のもので、ひどいときには奥まで(水が)いっちゃいますね。

このゲリラ雷雨の影響による被害も相次いでいます。

茨城・つくば市で撮影された画像を見ると、白い木造2階建ての1階部分が倒壊しているのが分かります。

現場には警察や消防が駆け付け、被害状況などの確認をしていました。

さらに周囲には、建物の中にあったとみられる段ボールが山積みになっているのが分かります。

屋根の一部や木材、ガラスの破片のようなものも散乱していました。

男性:
のぼり旗をすぐにしまおうと思って外に出た。私がのぼり旗持って立つのが大変なくらいの勢いの風が吹いていた。1本しまってなんとか室内に戻った。戻った後振り返ってみたら、建物がもう斜めを向いていた。この間が約2分ぐらい。店のドアもなかなか閉められないくらいの強風で、一生懸命閉めて鍵を閉めて、はっと見上げたら建物が斜めを向いていた。小中高の通学路でもあるし、渋滞はきょうだけではなくて毎日渋滞して、通勤路でもある。人通りが多いところ。

建物の倒壊は突風が原因とみられていて、当時、茨城県内では竜巻注意報が発表されていました。

また、つくば市では解体現場で足場が崩れる被害も起きています。
隣の建物の解体工事のために設置されていたのか、足場は木の上に横倒しになっていました。

土浦市では、突風によるものとみられる倒木も発生しました。

倒木の現場を目撃したという人は「(雷が)ドーンドーンといって、そのあと雨が降り、木が大丈夫か見に来たらここが倒木して。そこにあった木がこっち側に倒れていた。(Q. 被害は?)垣根がつぶれたくらい」と話しました。

さらにクレーン車が倒れる被害も。

このあと東京都心では、18日夜遅くにかけてゲリラ雷雨が発生する可能性があります。

交通への影響も考えられるため、注意が必要です。