大雨が街を襲うと、思いがけず冠水や浸水した場所を歩くことになります。
雨の日に欠かせないのが長靴ですが、水の深さによっては長靴が思わぬ危険につながる可能性があります。

秋田・八郎潟町で行われた避難訓練。
長靴を履いて浸水現場に見立てたプールの中を歩きます。

すると、参加者からは「いつもより水の抵抗がある感じで歩きづらかった」という声が聞かれました。

なぜ長靴だと歩きづらいのでしょうか。
そこには水の深さが関係していました。

取材班も長靴を履いて歩いてみると、靴の中に水がたくさん入り込んで重くなり、かえってとても動きづらくなりました。

長靴に水が入る深さでは、スニーカーの方が動きやすいことが分かりました。

さらに、泥などで水の中が見えづらくなるため、杖などで足元を確認しながら進むことも重要です。

五城目警察署・南賢治警備課長:
大雨が降って道路が冠水すると、なかなか避難するのが難しくなる。天気予報を確認するなどして、危険な状態になる前に早めに避難していただきたい。