18日は全国各地で秋雨前線の影響により、警報級の大雨となっています。

富山・氷見市では、午前8時までの1時間に51mmの非常に激しい雨を観測。
この雨で一時、富山・滑川市の沖田川が避難判断水位を超えるなどしました。

富山県で18日に予想される1時間降水量は、多いところで40mm、19日正午までの24時間降水量は、多いところで60mmと予想されています。

石川・白山市白峰では、午前10時40分ごろまでの1時間に9月としては観測史上最も多い61.5mmの非常に激しい雨が降りました。
宝達志水町でも41mmの激しい雨を観測しました。

また、山形・西川町大井沢では、24時間で221.5mmを観測。

午後になって雨雲は太平洋側に移り、近畿や四国、九州などを中心に激しい雨となる予想です。

また、関東地方でも局地的に雨雲が発達。
竜巻とみられる突風が発生したほか、大雨の影響とみられる交通事故が起きるなど、各地で深刻な影響が出ています。

午後2時過ぎ、茨城・那珂市で撮影されたのは、車が水しぶきを上げて走る様子。
この大雨のあと、周辺で停電となり、信号機がつかないトラブルが発生しました。

茨城・土浦市では、「電柱から火花が出た」との通報が相次ぎました。

周辺では当時、激しい雨となっていて、落雷による火花とみられます。
土浦市では午後3時半時点で約9370軒が停電しています。

東京電力によりますと、茨城県全体では午後3時29分時点で約1万8760軒が停電しているということです。

激しい風が吹いているのは、午後3時過ぎの茨城・つくば市です。
電線が激しく揺れ、道路上を段ボールのようなものが舞っています。

つくば市では、「木の枝が折れている」などの通報が数件寄せられているということです。

当時、茨城県内では竜巻注意情報が発表されていました。

午後2時過ぎの埼玉・久喜市を走る車から捉えた映像では、空は雲に覆われ、雨が降り続いていて、視界が悪くなってきている様子がわかります。
また、フロントガラスに当たる雨音が大きくなっていました。

埼玉県で18日に予想される1時間降水量は、多いところで40mmとなっていて、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意が必要です。

強い雨が降った栃木・宇都宮市では、車が電柱に突っ込む事故がありました。

目撃者によりますと、乗用車は反対車線にはみ出し、そのまま電柱にぶつかったということです。

事故当時、周囲は雨が激しく降っていて、視界が悪い状況だったということで、警察が事故の状況を調べています。