洪水の被害が相次いでいるインド北部で9月16日、再び豪雨による洪水や土砂崩れが発生し、寺院や病院、家屋数千軒が水没した。インド西部でも道路の冠水やモノレールが停止し、9月以降の死者は少なくとも500人に上るという。

一方、ペルーのマチュピチュ遺跡では15日、住民のデモで線路が封鎖され、観光客約900人が足止めとなった。

洪水と土砂崩れがインド各地で発生

茶色く濁った激しい濁流が襲った洪水の被害は、寺院にも及び、神様の像も腰の辺りまで水に浸かった。

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モンスーンによる記録的な大雨で、洪水の被害が相次いでいるインド北部の各地で16日、再び集中豪雨による洪水や土砂崩れが発生した。

ウッタラーカンド州では、店が流されたという人もいる。

住民:
私の店は流されました。この市場には7つの店があったが、一つも残っていません。何も残っていません。

また、北東部のマニプール州では川が氾濫し、洪水が発生し、町の大部分が冠水した。

地元メディアによると数千軒の家屋が水没したほか、主要な病院にも浸水し、医療が一部提供できない状況に陥っているという。

北西部にあるヒマチャル・プラデシュ州では土砂崩れが発生した。

多くの車が流され大きく損壊したほか、車が土砂に埋もれてしまっている。この土砂崩れによって、家屋も倒壊し、巻き込まれた家族3人の死亡が確認されたという。