きょう=16日、小泉進次郎農水相が自民党総裁選に出馬する意向を表明した。
さらにきょうは林芳正官房長官と小林鷹之元経済安保相が出馬表明。
すでに出馬表明をしている茂木敏充前幹事長と、近く出馬表明をするとみられている高市早苗前経済安保相の5人で自民党の新しい総裁の座を争うことになりそうだ。
AERA元編集長でジャーナリストの浜田敬子氏は、小泉農水相の陣営に保守的な加藤財務相が加わったことで「候補者全員が右寄りにシフトするのでは」と指摘した。
■保守層狙う布石か？進次郎陣営に加藤財務相
【浜田敬子氏】「私が一番びっくりしたのが前回の総裁選にも出られた加藤勝信さんが、小泉進次郎さん陣営の選対本部長に就くということ。
加藤さんは割と保守色が強いので、進次郎さんとはかなり主義主張は違うのかなと思っていたんですけども、やはり進次郎さんも保守層、前の参院選で自民党が取り逃したと言われている、保守層をかなり意識して加藤さんに陣営にに入ってもらったのかなと。
『選択的夫婦別姓』なんかも進次郎さんはわりと推進派なんですけれども、今回はそれを封印するとも言われています。
結局その保守層を意識しすぎる余り、5人の候補者がみんな右に右に政策が寄るのではないかと、私は危惧しています」
■小林氏の主張「世代交代を訴えている割には中身は旧世代的」
【浜田敬子氏】「小林鷹之さんの話を聞いていても、『世代交代』を打ち出している割には、内容はちょっと旧世代と同じようなことだなと。
『世界の中でもう1回日本取り戻す』みたいなことではなく、やはり今、国民が気にしているのは本当に目の前の物価高とか、まさに家賃が上がっているとかも含めて、どうやって私たちの暮らしを良くしてくれるのかという部分だと思う。
このあたりの5人の方それぞれの訴えきちんと聞いてみたいなと思います」
(関西テレビ「newsランナー」2025年9月16日放送）
