9月15日は『敬老の日』。熊本市では、平均年齢77歳の古希チームと小学生チームによる野球大会が開かれた。
平均年齢77歳 最高齢は89歳の一新球友
平均年齢77歳の一新球友チームは、試合を前に円陣を組み「一生懸命やらないと、相手にもご無礼だから、一生懸命頑張りましょう。一新ファイト！」と気合を入れた。
9月15日の『敬老の日』に熊本市で開かれた野球大会。対戦したのは、小学生チームの『熊大附属野球クラブ』と、平均年齢77歳のチーム『一新球友』でレフトの山川さんはチーム最高齢の89歳だ。
熊本県還暦軟式野球連盟が、野球を通して子どもたちと交流を深めようと、『敬老の日』にあわせ毎年開いているもので、2025年で9回目。
先制を果たした『一新球友』。初回から鋭いスイングを見せ、一気に3点を奪う。しかし二回、子どもたちが反撃。ランナーを三塁に進めると、スクイズで1点を返した。
1点の失点がチームの闘志に火を付ける
しかし、この1点が、おじいちゃんチームの闘志に火をつけた。あくなき勝利への執念は、年を重ねても衰えない。連打に次ぐ連打で、この回、一挙8点を挙げた。
投げては82歳の吉住さんが、抜群のコントロールで子どもたちを翻弄。吉住さんは「なるべくフォアボール出さないようにした」と話した。
最終回に小学生チームも意地を見せたものの、終わってみれば13対5。おじいちゃんチームの貫録勝ちとなった。小学生は「打ちにくかった、強かった」と話す。
一新球友の田中正宣監督は「ミスがなかったから勝てた。ミスしたらベンチでやかましく言われるから…」と笑い飛ばす。
年齢関係なく、ともに白球を追いかけた両チーム。最後はがっちり握手を交わし、お互いの健闘をたたえ合った。
（テレビ熊本）
