11日から国内最大規模となる日米共同訓練が始まり大分県内2つの演習場でも訓練が行われています。

海外部隊との訓練は2025年3回目で過去最多で、地元住民などから反対の声があがっています。

陸上自衛隊と沖縄駐留アメリカ海兵隊による国内最大規模の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」。離島の防衛を想定した訓練で11日は沖縄で開始式が行われました。

全国で日米合わせて約1万9000人が参加し県内では日出生台演習場と十文字原演習場で行われます。

大分県内では実弾射撃訓練やオスプレイを使った物資や人員の輸送訓練などが予定されています。

◆山路謙成アナウンサー
「日出生台演習場の入り口では訓練に反対する地元住民などがのぼり旗などを掲げ抗議の声をあげている」

◆地元住民など「戦争はやめろ」

海外部隊による訓練は県内では2025年3回目で年間では過去最多です。
11日、日出生台演習場の入り口では訓練に反対する地元住民など約40人が抗議の声をあげました。

また、地元住民などは陸上自衛隊と九州防衛局に訓練の即時中止などを求める要望書を提出しました。

◆ローカルネット大分・日出生台 浦田龍次事務局長
「防衛のはずだった自衛隊が攻撃に加わる。専守防衛をかなぐり捨ててそのような形に変わろうとしている。この国の形が大きく変わろうとしていることに大きな懸念を抱いている。やはり私たちは安心で安全な暮らしを求めてい る。そのような意味でこの訓練 の中止を求めていきたい」

大分県内2つの演習場での訓練は9月25日までで12日から16日まで実弾を使った戦闘訓練が行われます。

テレビ大分
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