イスラエル軍は9日、カタールの首都ドーハでイスラム組織ハマスの幹部を狙った空爆を行いましたが、ハマス側は攻撃は失敗したと主張しています。
カタールの首都ドーハにはハマス政治部門の拠点があり、イスラエルメディアは停戦案を協議するためハマス幹部が集まっていたところを、イスラエル軍が空爆したと報じています。
ハマス指導者のハイヤ氏らが標的だったとしていますが、ハマスは声明でハイヤ氏の息子を含む少なくとも6人が死亡したとした上で、幹部は生存していて攻撃は失敗したと主張しました。
カタール政府はイスラエルによる自国への攻撃は「明らかな国際法違反で重大な脅威だ」と批判しています。
また、アメリカホワイトハウスの報道官は9日、「カタール国内への一方的な攻撃は、イスラエルやアメリカの目標達成にはつながらない」と述べた一方で、「ハマスを排除することは、価値ある目標だ」と一定の理解を示しました。