記録的な暑さが国内景気を大きく押し上げました。
2025年4月から6月のGDP(国内総生産)の改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前の3カ月に比べてプラス0.5%となりました。
このペースが1年続いた場合の年率換算では、プラス2.2%と速報値段階の1.0%から大幅に上方修正されました。
記録的な暑さの中、GDPの半分以上を占める個人消費がプラス0.2%からプラス0.4%に押し上げられ、外食などのサービスの需要が伸びたほか、夏物衣料も好調でした。
実質GDPの伸び率は5期連続のプラスとなりましたが、今後、消費の力強さが維持できるかが景気の先行きを占うカギになりそうです。