メジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が、ボルチモア・オリオールズ戦で9回2アウトまでノーヒットノーランを続ける快投を披露。
ただ、驚きの結果が待っていました。
チーム最多の11勝を挙げている山本投手はこの日も初回から空振り三振を奪うなど、安定した立ち上がりを見せました。
3回表、山本投手を援護したいドジャース打線は1アウト・ランナー2塁3塁で打席には大谷翔平選手(31)。
ショートゴロの間に3塁ランナーが帰り、先制しました。
援護をもらった山本投手は4回以降も、オリオールズ打線を完璧に封じました。
8回まで毎回の9奪三振で、一つのヒットも許さぬまま迎えた9回裏。
山本由伸投手:
まさか9回のマウンドに上がれるとは思っていなかったので、とにかく1イニング1イニングに集中して投げていました。
先頭バッターは…空振り三振。
この日10個目の三振を奪うと、続くバッターをセンターフライに打ち取り、日本人3人目のノーヒットノーランまであとワンアウト。
しかし、オリオールズのホリデー選手が放った打球は、無情にも初めて許したヒットがホームラン。
惜しくも快挙は逃しましたが快投ぶりを仲間たちにねぎらわれると、敵地のファンからもスタンディングオベーションで迎えられマウンドを降りました。
その後、2点リードのドジャースは後続のピッチャーがあとひとつのアウトを取れぬまま、1点差に迫られ、なおも満塁。
快挙達成間近から一転、ドジャースを襲った逆転サヨナラ負けの悪夢。
まさに天国から地獄の5連敗を喫しました。
山本由伸投手:
勝ちきれなかったのはすごく悔しいです。全員で戦っていって残りの試合を1つでも多く勝っていけたらと思う。